●紹興酒(しょうこうしゅ)とは、中国浙江省紹興市付近で作られている穀類を原料とする醸造酒で、代表的な黄酒(ホアンチュウ)である。アルコール度数は14~18度で、精白されたもち米に餅麹を加え、糖化・発酵し、出来上がったものをかめに入れて熟成させる。また、この地方では女の子が産まれると、花模様を彫った紹興酒を地中に埋め、娘が嫁ぐ日に祝いの振舞い酒としたと言われている。紹興酒にも種類があり、もち米を多く使用した加飯酒、仕込み水の代わりに元紅酒を使用する善醸酒、元紅酒のもろみに麦麹を加え、粕取り焼酎を混ぜた香雪酒など、さまざまである。また、長期熟成させたものを老酒(ラオチュウ)と呼び、愛好者には好まれている。紹興酒はストレート氷砂糖やザラメを入れて飲んだり、ソーダ水で割るソーダ割り、氷を入れてオン・ザ・ロックなど、好みによって変えると良い。しかし、砂糖を入れて飲む方法は、昔、質の良い紹興酒が手に入らなかったために行われていた方法らしく、近年では質の良いものが手に入るようになったので、あまりされなくなったらしい。