●ラム(rum/rhum/ron)とは、サトウキビを原料にした蒸溜酒で、サトウキビに含まれる糖蜜を発酵・蒸留したもので、西インド諸島のバルバドス島が発祥の地と言われている。砂糖製造の過程で副生した糖蜜を水で薄め、発酵したのち蒸溜して作られるのが一般的だが、連続式蒸溜機から作られたものは「ホワイト・ラム」と呼ばれ、カクテルのベースとして使用されることが多い。単式蒸溜器で蒸溜して、樽熟成されたものは「ダーク・ラム」と呼ばれる。「ダーク・ラム」は独特の風味があるため、ストレートで飲まれることが多い。また、「ホワイト・ラム」と「ダーク・ラム」の間をとったものに「ゴールド・ラム」がある。サトウキビ栽培地域が拡大したことにより、南北アメリカやアフリカにもラムは広まっていったのだ。18世紀に入るとラムは、イギリス海軍の支給品となり、その後、水割りラムを支給するようになると、水割りのものは「グロッグ」と呼ばれるようになった。