●モルト・ウイスキー(malt whisky)とは、大麦麦芽と水のみでつくられたスコットランドの蒸溜酒で、大きく分けて「シングル・モルト」と「ヴァッテド・モルト」の2種類がある。まず、「シングル・モルト」は単1の蒸留所で作られた原酒を、他のウィスキーとブレンドせずに作られたものを指し、その中でもいくつかに分類される。1つの樽の原酒のみを瓶詰めしたものを「シングル・カスク」と呼び、一般販売されることが少なく、特別な販売方法を取っていることが多い。1つの樽で熟成させた原酒を、通常の樽に比して1/4サイズの樽に詰め替えて熟成を続けたシングル・モルトを「クォーター・カスク」と呼ぶ。そしてもう1つは、複数の蒸留所のモルト原酒を混ぜ合わせた「ヴァッテド・モルト」がある。また、地域によって薫香の度合いなどが異なり、香味の特徴が分かれる。麦芽を乾燥させる際にピートの煙臭を染み込ませ、シェリーやバーボンの熟成に用いた樽に3年以上貯蔵されるのが特徴である。