●どぶろく(濁酒)とは、米に米麹や酒粕等に残る酵母などを加えて作る酒で、日本酒の製造過程で、発酵後の液を圧搾せず、濁った状態で飲用とした酒を指す。江戸時代後期までの日本酒と言えばどぶろくのことを言っていたようである。4~5日でできる簡単な酒ではあるが、日本の酒税法において濁酒(だくしゅ)と呼ばれ、製造には許可が必要となっている。昔は、豊穣祈願などの宗教行事に使用されていたことから、農村や地方では一般家庭でも作られていた。2002年の行政構造改革によって、一部地域に限り製造が許可されるようになり、その場で消費されることを条件に、一部施設での販売が許可されるようになった。しかし、規則を守らなければ「5年以下の懲役または50万円以下の罰金」という厳しい罰則がある。米を使った酒類では最も素朴な形態の物と言われていることから、起源は稲作が伝来した時代と言われている。飲み口は甘いが、アルコール度数は清酒と同程度の14~17度となっているため、気をつけなければならない。