シードル

●シードル(cidre)とは、林檎を発酵させて作った醸造酒で、フランス北部のノルマンディー地方とブルターニュ地方を中心に作られている。寒冷な気候だったことから、葡萄より林檎を多く栽培していたことが原料になった理由となっているようだ。ワインと同様にAOC(Appellation d'Origine Contrôléeの略で原産地呼称統制を意味する)の指定を受ける。イギリスでは、主に発泡性のものを指し、飲みやすさと値段の安さからアルコールを飲み始めた若者に多く飲まれていると言う。また、ドイツでも林檎酒は作られているが、シードルとは呼ばれず「アップフェルヴァイン」と呼ばれており、味も多少違うためシードルとは異なる扱いを受けている。シードルを蒸留すると林檎のブランデーである「カルヴァドス」となる。また、同じドイツでも南部やオーストリアのリンゴ酒は、モストと呼ばれている。シードルと類似するものには、梨を原料としたペリーがある。